ご挨拶

消費者庁からのメッセージ

旅行業公正取引協議会 会長菊間 潤吾

新年あけましておめでとうございます。令和3年の新しい年を 迎えるに当たりご挨拶申し上げます。

会員の皆様には平素より当協議会の事業活動及び公正競争規約 の適正運用にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

昨年一年を振り返りますと、当初は、東京オリンピック・パラリンピックの開催や旺盛なインバウンド需要により、観光産業は活況を呈するものと思われました。しかし、年明けから中国武漢を発生源とする新型コロナウイルス感染症の世界的な広がりによって、国内でのイベント・旅行の自粛、国際的な相互往来まで規制される事態となったことで、旅行需要は大きく減少し、旅行業界を取り巻く状況は一変しました。

このような中、関係各位のご尽力もあり、すそ野の広い観光産業全体の消費を促し、地域経済に波及効果をもたらす「Go To トラベル事業」が7 月下旬から開始されました。度重なる制度の変更や年末年始を含む期間の一時停止などの混乱もあり、皆様方におかれては、その対応も大変であったこととご推察します。同事業については、地方経済の活性化の一助となっているとの評価もあり、政府において、6月末まで延長されることが決定されました。会員各社におかれては、「旅行業における新型コロナウイルス対応ガイドライン」に基づく対応の徹底、「新しい旅のエチケット」の周知により、お客様に安心・安全の旅を提供していただくようお願いいたします。

新型コロナウイルスの感染状況は予断を許さないところですが、これを契機にウィズ・コロナ、アフ ター・コロナが唱えられ、旅行も新たなスタイルになることが見込まれます。このような状況であるから こそ、業界が一丸となり、消費者に信頼されるような広告に取り組むことが肝要です。

さて、当協議会の事業活動につきましても、新型コロナウイルスの影響が及んでいます。
「公正競争規約」の周知活動については、毎年、春と秋に「公正競争規約説明会」を開催してきましたが、春季は集合型による説明会の開催を取りやめ、その代替えとして、秋季に「表示規約」についての説明動画を作成し、会員の皆様に配信を行いました。新しい試みではありましたが、2026名もの多くの方々が視聴されました。

規約違反の被疑事案については、毎年10 件前後発生していますが、今年度は、発生しておりません。少ないに越したことはないのですが、旅行商品の造成が少なかったことの裏返しでもあり、決して喜んでばかりもいられません。

広報活動としては、Go To トラベル事業の東京都発着地解除後の10 月に、当協議会マークの周知広告を新聞、雑誌などに掲載し、当協議会会員の皆様がお客様に信頼される旅行広告に取り組んでいることをPRしました。

また、昨年の春に航空2社が可変型新運賃「個人包括旅行運賃(新IIT運賃)」を導入しましたので、表示規約で規定する「対価に関する事項」について募集広告や説明書面への表示方法の対応について、現在、検討を始めております。

当協議会は、本年も会員の皆様に規約の適正運用をお願いするとともに、一般消費者に対しても当協議会の事業活動や規約に対して信頼を深めていただくようPR することによって、旅行業界が一層発展していくように事業を行ってまいりますので、会員の皆様の更なるご支援とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

ご挨拶