旅公協第14-025号
平成26年6月26日
旅行業公正取引協議会
会長 古木 康太郎
募集型企画旅行の表示に関する公正競争規約、同施行規則及び運用基準の一部変更について
第1 はじめに
当協議会は、平成26年4月9日、標記の変更について、消費者庁及び公正取引委員会に別添(変更部分は下線で示す。)のとおり、一括して申請及び提出を行っていたところ、同庁及び同委員会から公正競争規約については同年6月12日付けで認定され、また、同施行規則も同日付けで承認され、さらに、運用基準は同年6月5日付けで届出が受理され、いずれについても規約の変更認定が官報に告示された平成26年6月24日から施行となりましたので、通知します。
なお、認定の告示があった日以前に作成された募集型企画旅行の説明書面及び募集広告の表示については、従前(変更前)の例によることができます。
第2 変更の理由及び変更の内容
1. 公正競争規約
(1) 告知広告に関する規定については、テレビ、ラジオ等による広告に対応するものがなかったことから、これを追加する。
(2) 旅行業公正取引協議会マーク及びロゴマークに関する規定については、一般消費者に対して両マークの一層の普及を図るために、これを追加する。
(3) 温泉の表示に関する規定については、旅行の重要な目的である温泉に係る表示基準を詳細に規定するために、これを追加する。
(4) 「確約」、「指定」等の用語に関する規定については、これらの用語を使用する場合の根拠規定がなかったことから、これを追加する。
(5) 二重価格表示に関する規定については、平成12年6月30日に公正取引委員会から公表された「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」を踏まえて、二重価格表示が可能となる条件を追加する。
2. 施行規則
(1) 告知広告に関する規定については、テレビ、ラジオ等による広告に対応するものがなかったことから、これを追加する。
(2) 早期割引に関する規定については、早期割引後の旅行代金の表示についての規定を変更する。
(3) 二重価格表示に関する規定については、平成12年6月30日に公正取引委員会から公表された「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」を踏まえて、公正競争規約で認める具体的な表示例を規定する。
3. 運用基準
(1) 客室からの景観に関する表示については、「パーシャルオーシャンビュー」等の用語の使用基準を明確にするため変更する。
(2) 早期割引に関する規定については、早期割引後の旅行代金の表示についての規定を変更する。
(3) 温泉の表示に関する規定については、平成15年7月31日に公正取引委員会から公表された「温泉の表示に関する考え方」を踏まえて変更する。
(4) 「確約」、「指定」等の用語に関する規定については、これらの用語を使用する場合の根拠規定がなかったことから、これを追加する。
(5) 二重価格表示に関する規定については、平成12年6月30日に公正取引委員会から公表された「不当な価格表示についての景品表示法上の考え方」を踏まえて、二重価格表示が可能となる条件を追加する。
4. その他
用語の置き換え及び標記の統一及び整理を行った。